2013/09/10

[ECでお客に伝わるデザインポイント 1.]売上向上の要素は3つ。この中のオリジナリティを攻める

 本連載では、実店舗の販売における接客(=ネットショップでいうページデザイン)について、ポイントになる内容をご紹介していきます。これらは決して難しいものでもなく、当たり前と感じるかもしれません。しかし、現状ではそれができていない店舗が多いものです。基礎ができてこその応用(企画力、提案力、実行力)です。

 ところで、店舗で売上を上げる要素は大別すると3つあり、
1.価格
2.商品数
3.オリジナリティ
となります。

 いわゆる型番商品と呼ばれるものは、その性質上、価格競争におちいってしまいがちです。そのため、売上を上げるにはロングテールで商品数を増やしたり、価格勝負をしていく方法を選びがちです。

 ここでは、オリジナリティにスポットを当てていきます。オリジナリティでは、「いかにネット通販の特長をとらえて販売するか」という視点が重要です。たとえば、書籍はどこで買っても同じなので販促費に大型投資が可能な資金力のある大企業が有利です。しかし、絵本を専門に扱うショップが、読者の好みに合わせておすすめの絵本を紹介してくれるサービスを提供していたとすれば、充分にお客様の支持を得られる可能性があります。これはお客様の要望に合わせた、商品のプレゼンテーション力での勝負になります。

 ネットショップにおいては、売れるかどうかの6割が商品プレゼンテーションにかかっています。商品を魅力的にアピールし、いかに上手にお客様の心をとらえるかが勝負です。売れるための残りは、2割が広告戦略、リピート戦略が残りの2割です。競争に勝ち残るため、他店との差別化としてどのようなプレゼンテーションをお客様にできるのか考えてみましょう。

 オリジナリティのある商材は、個性的な情報やストーリーを必ず備えています。誰がどのように作ったのか、どんなエピソードが秘められているのかなど売り手に伝えたいことは山ほどありますが、伝わらなければ意味がありません。次回よりお客様へ伝えるためのデザインポイントを紹介していきます。

ネットショップ総研ネットショップ総研代表取締役 長山衛
現役ECデザイナとして撮影から制作を前線で手がけ、楽天市場等で数多くの優秀賞を受賞。ECおせち販促師として各種メディアに取り上げられた。著書に『食品ネットショップ10倍売るための教科書』(日本実業出版)、他「日本ネット経済新聞」にて「売れるデザイン演出テク」コラム連載(2012年5月~)など。
EC運営者のスキル認定資格「ネットショップマスター認定講座」のカリキュラム監修担当。経済産業省後援事業「ドリームゲート」認定専門家。またアーティストとして、さくら水産のテーマソングを作詞作曲しカラオケ化。

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