2011/10/20

中国健食市場調査/市場規模1000億元・2015年まで年平均成長率17%

市場調査・マーケティングを行う株式会社矢野経済研究所が「中国健康食品市場に関する調査結果 2011」を実施、2010年の市場規模は前年比111.1%と伸長、2010 ~15年までは年平均成長率17%程度の見込みと発表した。\r\n\r\n現在中国健康食品市場の市場規模は、前年比111.1%の1000億元に達し、世界でも有数の規模となっている。90年代後半からWTO加盟によって外資系のブランド進出が盛んになったことや、2000年代に政府による法整備が進んだことを受け、市場の本格的発展期を迎えた。\r\n\r\n経済が堅調に成長を続ける中、内陸部の都市も発展を始めており、経済的に比較的余裕のある中間層が増大している。こういった層は日常的に運動不足である場合も多く、健康に対する意識も高まりを見せており、このような背景から今後とも中国健康食品市場は発展を続け、2010~15年までの年平均成長率は17%程度と予測している。\r\n\r\nまた、注目すべき動向として「輸入品」「効能」「法規制」3点を挙げている。輸入健康食品市場はまだ黎明期にあり、市場における国産品と輸入品の割合は国産品が1万種以上を数えるといわれるのに対し輸入品はわずか600種程度なため、これからの発展が期待される。\r\n\r\n効能に関しては、従来から需要の高い「免疫力向上」「血脂降下」「疲労回復」に加え、近年ではビタミン・ミネラル補給サプリメント系の商品もシェアを伸ばしてきている。\r\n\r\nまた法規制の整備が追い風になると言及しており、これまで中国では健康食品の品質や広告に関する問題が発生する度に政府が関連規制を強化してきたが、その対応はまだ包括的なものに至っておらず、こうした状況を踏まえ、09年に「保健食品監督管理条例(審査案)」公布、11年に正式施行される運びとなっている。これにより、管理監督の権限や健康食品の登録から広告にいたるまでを網羅でき、より規範的な健康食品市場の実現が期待できる。\r\n\r\n【調査概要】\r\n調査期間:2011年1月~9月\r\n調査対象:保健健康食品関連企業、中国保健協会、国家統計局など政府関連部門等\r\n調査方法:同社専門研究員による直接面談、電話・e-mailによるヒアリング、\r\nならびに文献調査併用\r\n\r\n<中国健康食品市場とは>\r\n 同調査における中国健康食品市場とは、中国において許認可を受けた、「特定の保健効能を有する食品、およびビタミン、ミネラルの補充を目的とする食品」を対象とする。なお、当該食品は中国においては「保健食品」と呼称されるが、同調査では全て「健康食品」とした。\r\n\r\n【出典】\r\n株式会社 矢野経済研究所 「中国健康食品市場に関する調査結果 2011」\r\nURL: http://www.yano.co.jp/press/pdf/856.pdf\r\n\r\n(編集:ライター 佐々木はる菜)\r\n

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